勝子です。

何かの分野でなまじ長くやってしまったがために、プライドが先行してしまって
ひたむきに何かを学ぶことができなくなっている人間についてのお話ですが、

自分が何かを知らないということでプライドが傷つくことをとても恐れてしまうので、
知らないことに直面するとまず自分を守ろうとしてしまい、
自分が見てもわからないとか、自分の出る幕じゃないとかいって、
その問題に深く関わろうとしなくなってしまう傾向があるような気がします。

こうするとそいつがその問題から何かを学ぶということが一切できなくなってしまい、
学ぶ機会を自ら潰しながら本人はそのことに気づかず、
自分は今が持っている知識と技術だけで一生やっていけると信じざるを得ず、
成長をすることがないので自分自身の過去の一点のピークにすがり、
少しずつ劣化していく自分の人生に心のどこかで怯えつつ、
変化していく他人と世界を恨んだまま死んでいく以外にできることがなくなっていく。

こういう状態を抜け出すためには、その分野で明らかに自分の先を行っていると認めざるを得ない人間から、
技術面と精神面に関してバッキバキに正論を言ってもらうことが一番ではないかと思いますが、
そういう人間にきちんと指導してもらい面倒を見てもらえる状況に巡り合うというのもまた非常に難しいことですね。

何かを守ろうとする気持ちが強すぎるあまり、攻撃的な態度をとることが多くなってしまいがちなので、
こういう人間と接するのは非常に疲れるし、相手にされなくなっていく気がします。

私もそういうタイプの人間なので気を付けたいところです。